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2006年05月30日

TOPダウンの功罪

私はインタラクションをデザインし、世の中に問うてきた。

その過程を振り返ってみれば、
トップダウンというスタイルを破壊する事に費やしてきた時間とも言えた。

ビジネスの理論とものづくりの理論とは常に一致するとは限らない。
ものを作らずして売るという商売が成り立つ事は誰でも知っているだろう。
商社、金融、証券、保険。etc…

サービスを創造する、という行為の難しさは、
NOKIAのリサ・プオラッカさんを取り上げたエントリでも触れた。
トレンドを発生させる集団をターゲットに…というスタイルもあるだろう。
#しかし彼女の作った携帯はやはり使いにくいそうだ…残念だが。
使いにくくてもcoolならよい、という考え方もまたあるだろう。

しかし、本当の意味でのよいインタラクションをもたらす「モノ」は文字通り、
インタラクションそのものをデザインされたモノでなければならないだろう。

愚痴をここで述べるつもりはない。

現在携わっているミッションは現在所属している会社の、
さらにそのクライアントからの発注によって出されるミッションであったりする。

すなわち、クライアントの更に親会社の会長の鶴の一声でも出た日には、
「お触れ」として蜂の巣をつついたような大騒ぎへと発展するわけである。

これはまさに組織とそのDNAがもたらした悲劇であるとしか言いようがない。

もともとものをつくるために出発したワケではない所での、
ものづくりの限界をあらためて感じた次第。

ユーザ・エクスペリエンスを第一とするのであれば、
クライアントは常にユーザでなければならない。
そして、ユーザでもない人間の感情的な意見に一喜一憂していてはいけないし、
それに過剰反応を示しても、いいものがつくれるとは到底思えない。

本物の落語家は支配人のために落語をやるだろうか?
Wカップでサッカー選手はFIFAのためにプレイするのだろうか?

科学的なアプローチが万能であると吼えるつもりはないが、
科学的アプローチも拒否した、
自らの明確なビジョンも示さない人間のオーダーで出来た、
ナゾのサービスで果たしてどこへ向かうことになるのだろう。

私に残せるモノがなにかあるとすれば、
インタラクションとは何かを考え、行動する組織の種だけだろう。

カッコウは託卵する。

naotakeにも出来るだろうか。

2006年05月20日

レイア姫じゃないけど

As the manufacturer describes it "Heliodisplay images are not holographic although they are free-space, employing a rear projection system in which images are captured onto a nearly invisible plane of transformed air."

こっちで見たほうがキレイかも知れないけど。

http://www.io2technology.com/technology/overview
に概要があるよ!

2006年05月16日

リサ・プオラッカたん萌え、というエクスペリエンス。

ますは下の写真をみていただきたい。

リサ・プオラッカ(彼女のスタジオにて)© pingmag

こんなキュートな方があのNOKIAブランド・ビジュル・アンド・センサリー・エクスペリエンスという、
長ったらしい部署の部長、リサ・プオラッカ(Liisa Puolakka)たんだ!!

この素敵な表情にノックアウトされちまった…って、まだまだ彼女の魅力の一端を見たに過ぎない。

またまたPingMagエクスペリエンスデザインの今というエントリからの引用だが、

エクスペリエンス・デザインっていうのは、最近、あらゆる所で目にしてるはずのものなんだけど、
一つ言えるのは、ただ物をデザインするって事よりも、ずっとずっと広い視野からのアプローチによるってこと。
つまり、デザイン言語や、それがどう他の製品に関係するかって事についてなんだけど、
例えば、合理性と感情的の両面において、その製品の使い心地がどんな風か、
どうパッケージされるか、どんなアクセサリーが使用可能か、どんな環境で販売されるか、
どんなサービスがその製品の消費者に与えられるべきか…。
そんな感じのアプローチから始めると、最終的には、エンドユーザーにとって、より目的にかなっていて、
しかも彼らが驚くような楽しい物を目指すって事になるのよ。
それが、エクスペリエンス・デザインが今とても注目を浴びてる理由なんじゃないかな。
だって、こういう努力がブランドのイメージとなってフィードバックされて、結局はその会社のイメージを創り上げるの。
つまり、エクスペリエンス・デザインっていうのは、人がそのブランドを経験する方法を考える事だって言えると思う。

えーと口語でオリジナルの雰囲気を生かした…カンジ…なんでしょうかね。

微妙に腑に落ちない、というかここまでノリで表現されると気になるので、
念のため英語版の同エントリも見てみる。


You can see it used everywhere nowadays, but I think the main thing is that rather than just designing an object you take a more holistic approach.
That means the design language and how it relates to other products;
how does it feel to use, both rationally and emotionally;
how it’s packaged; what accessories are available;
the kind of environment it may be sold in;
what services should be targeted to the consumer of that product.
And when you start with that kind of approach you end up with something much more purposeful for the user,
but not just purposeful, also more pleasurable, so the consumer is surprised, in a positive way, when they use the product.
That’s perhaps why experience design is so talked about right now, because those things relate back to the brand,
to the way that consumers think about a company’s image.
Experience design is about the way a person experiences a brand.

ほむほむ。
なかなかな翻訳のようですね。まあ翻訳なんて結局(ry
要するに彼女の定義から行くと、結局はエクスペリエンス・デザインとは「ブランド」を表現する方法を指しているみたいだね。

まず、トレンドを作り出すタイプのグループを特定して、 次に、そのグループを対象にして色んなコンセプトの電話を設計したの。 それから、彼らにインタビューしてどれを好むかを聞いたんだけど、 私たちの考えでは、きっと彼らをターゲットにデザインされた物を選ぶっていう自信があったわ。 …多分結果はバラバラだったって思うでしょ?でも実際、結果は私たちの考えが正しい事を証明したのよ! 流行を作り出すタイプの人をターゲットにした物を作るっていう事は可能だし、その製品は、必ず大流行するわ!…

キタコレ!トレンドを仕込んで流行を作り出す!みたいなカンジ?
微妙に納得できんが…

ノキア7210(リサの関わった最初の製品の一つ)© Nokia

この写真、どう思った?
使いやすそう!って感じたかな??
確かにカッコイイ!!とか美しい!とかは思うかも知れないね。
私自身も「触ってみたい!」って思ったもん。
使いやすいのかどうかは現物に触れてみないとわかんないわけですが…

ノキア7600 © Nokia

こっちの写真はどうだろ?
このステキなボタン配置は盲人にも使いやすいかな?

リサは言う。

だいたい3年前に、Nokiaデザインの内部に新しいチームが作られたのよ。 そこでは、プロダクト・デザイナー、UI(ユーザー・インターフェース)デザイナー、トレンド・リサーチャーが、 3年から5年先を見ながら、新しいトレンドと将来のコンセプトを明確に設定して、 今後の予測に基づいたシナリオとコンセプトを開発しているの。

なんだか、さも素敵な未来を作ってくれそうなモノの言いようだ。

彼らが製品を出荷し続けなければならない運命にあるのならば、
願わくば顧客の意見を率直に取り入れつつも、
謙虚さを失わずにやっていっていただきたいと思った。

トレンドを作り出し、「カッコイイ」エクスペリエンスを作り出すのもひとつの形だと思うが、
変わらないおもてなしの心で、ユーザを安心させ楽しませることの方が、
はるかに重要だと思う。

これほどトレンドとカッコよさを牽引しそうな彼女やNOKIAの作り出すものが、
エクスペリエンス・デザインだと言うのであれば、エクスペリエンス・デザインのトレンドは、
彼女たちの志向する方向に向かわないでもらいたいと願わずにいられない。

2006年05月11日

パーベイシブ・エクスペリエンス

NEC、ロボットを出先ではCGとして動かす技術開発」がNECから発表されたそうだ。
これは同じ行為をデバイスやプラットフォームを変えても継続していくという、
パーベイシブなエクスペリエンスのひとつの形として注目に値する物だろうか。

家でロボットと話した内容を、車の中ではカーナビゲーションシステム(カーナビ)で、外出先では携帯電話やPDA上の画面内のCGキャラクタに引き継ぐことができる。

ナレッジ・ナビゲータとしてのロボットと対話形式でコミュニケートすることによって、
何らかの活動がサポートされるようだが、これが今回の開発によって、

ロボットとCGの間においてシームレスな連携ができるようになったことで、室内ではリアルロボットが、屋外ではCGのロボットが人間をサポートする体制が整った

NEC メディア情報研究所 所長 山田敬嗣氏は語ったという。

対象としてのビジブルかつ実在するロボットという存在に人はサポートされたいのかという問題はさておき、
パーベイシブなエクスペリエンスの重要性を改めて見出したような気持ちになった。
P.K.ディックの短編の中に似たような話があった希ガス…

こちらにも注目すべき詳細があるのでどうぞ。

2006年05月04日

いぬビームさんのアティテュード

http://d.hatena.ne.jp/kusigahama/20060322

ここのコメント、いかがなもんかと…

悩ましいですね。

謝罪文を出されてました。
えらい、と素直に思いました。

2006年05月03日

ページランク最低に

はてなダイアリーと相互にリンクしたりTBしたりするテストのおかげ?か
ページランクが最低な事になりましたね。
サーバまわりの回線断とか諸々あったのも関係してますかね?
まぁナゾです。
評価を気にするような書き方してるわけでも「超稼げるブログ術」とかでもなんでもないので、
どうでもよいのですが、ちょっと知って見たくなってきますね。